「まるでリゾートホテルのようなキャンパー」木目をふんだんに使ったインテリアが贅沢……話題の“日産キャラバン MYROOM”カタログモデルに注目
日産自動車は7月31日、新たな車中泊のカタチを提案するモデル「キャラバン MYROOM」を正式なカタログラインナップとして発表した。キャラバン MYROOMは2022年2月に開催された「ジャパンキャンピオングカーショー2022」で発表されて大きな話題を呼び、翌2023年10月に期間限定モデル「キャラバン MYROOM Launch edition」として登場。 ⇒【写真】新たな車中泊のカタチを提案、贅沢すぎるキャンパー仕様「日産キャラバン MYROOM」の詳しい画像を見る(全20枚) ¥5,958,700~¥7,140,1700という価格にもかかわらず好評のうちに販売を終了したが、その後もアウトドアレジャー志向のユーザーから市販を望む声が大きく、今夏よりカタログモデルとして登場することが決まっていた。
これまでのキャンパー仕様とちょっと違う雰囲気
日産キャラバンはもともと、宅配便や営業車、送迎車向けといった、プロ仕様として開発されたクルマだが、その大きな荷室・居住空間、取り回しの良さから、キャンプやサーフィンなどアウトドアレジャーや個人ユースとしても高い評価を受けている。 「キャラバン MYROOM」はこうしたアウトドアレジャーのニーズにあわせて、日常生活に追われる中で非日常が感じられ、自然に触れて安らげる空間を実現した、これまでにない新たなカテゴリーのクルマ。 注目はなんといってもインテリアで、ルーフやブラインドなど多くの部分に木目をふんだんに使うことで、まるでリゾートホテルのような雰囲気を演出。ベッドとテーブルのレイアウトを組み合わせることで、リビングルームモードやベッドルームモード、ダイニングモードと、車内を自由にアレンジできるのも新鮮で、これまでのキャンパー仕様とちょっと違う。
2列目シートに表裏で硬さが異なるクッションパッドを採用
「キャラバン MYROOM」のキーポイントなるのが、用途に合わせて簡単にシートをアレンジすることが可能な2列目シート。シート表裏で硬さが異なるクッションパッドを採用した「2in1」シート構造とすることで、走行時には程よい硬さで快適な乗り心地を実現し、駐車時に後部座席側に反転させて使用する際には、柔らかなソファ、ゆっくりと休めるベッドとなる。 車中泊用のベッドは、さまざまなアレンジが可能な折りたたみ式のほか、オプションとしてワンアクションで展開できる跳ね上げ式も用意される。 スライドテーブルは自由な位置に固定したり取り外したりすることができるので、「2in1」シートとスライドテーブルを活用することで、まるで自分の部屋にいるかのようなリラックスした時間を過ごすことができる。 また、電気自動車「日産リーフ」で使用されていたバッテリーを再利用した「ポータブルバッテリー from LEAF」をディーラーオプション設定。これを使えば電源のない場所でも車内のAC100Vコンセントを活用できる。
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