「おそロシア」のイメージ、絵本で変えたい! ウクライナ侵攻下、日本人学者が「ひとり出版社」を立ち上げた理由とは? 1作目はロシア人とウクライナ避難民の交流から生まれた物語
ザテューポ氏は本作のイラストで、世界最大級の絵本原画コンクール「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」のファイナリストにも選ばれた。藤原さんは「死ぬほど悩んで選んだかいがあった」と笑顔を見せる。 既に次作の出版も検討中で、夏までの刊行を目指す。盲目の女の子をテーマにした作品や、身長が2メートルある巨人症の子どもを扱った絵本などを考えているという。「ロシアには良い絵本がたくさんある。怖い、恐ろしいと思われがちだが、親しみを持ってほしい。移民や難民問題につながる多文化共生や異文化理解に役立つ本を出版していきたい」と力を込めた。 「ぼくのとってもふつうのおうち」(1980円、40ページ)は全国の書店やインターネットで注文できる。問い合わせはかけはし出版(info@kakehashi-pub.com)