「再びホームで力強いパフォーマンスを!」 ELでベルギーの古豪を迎え撃つソシエダへ、現地メディアから指摘、そして期待
そして同メディアは、イマノル体制におけるソシエダのホームゲームでの勝率の低さに注目。彼が監督に就任した2018年12月以降、ホームでの連勝はわずか7回で、最後の連勝は2022-23シーズンだという。ホームでの勝利は2019-20シーズンの54.55%から下降を続け、昨季は37.5%。今季は4試合目でようやく1勝(25%)ということで、「ホームで強さを発揮して成長する必要がある」としている。 欧州カップ戦でも、ホームでの成績は良くないという。「国内リーグよりも難易度が高まるのは理解できるが…」としながらも、「イマノルの下でラ・レアルはホームで5勝(勝率33.33%)しか挙げておらず、昨季もキプロスとモルドバのチーム相手に2勝したのみである。今季は、欧州の舞台でも前進する必要があり、今回のアンデルレヒト戦をその一歩としなければならない」と指摘している。 ちなみにラジオ局『COPE』は、「勝利だけでなく、攻守両面でチームが自信を見せたという点でも、今後に向けて弾みをつけられた」とバレンシア戦の重要性を強調し、「ホン・アランブル、ナイフ・アゲルド、セルヒオ・ゴメス、マルティン・スビメンディ、そして久保らが試合の各段階で大きな貢献を果たした」と称賛したが、61分に交代出場から2ゴールを挙げたオスカルソンに対しては、得点力に難のあるチームの問題を解決するキーマンとしての期待を示した。 今夏にコペンハーゲンから2000万ユーロ(約32億円)で加入したこの20歳のアイスランド代表FWに対しては、同メディアのコメンテーターを務めるソシエダOBが「チームが必要とする決定力を発揮した」(ビシオ・ゴリス)「彼は着実にチャンスを活かしていくだろう」(アイトール・ロペス・レカルテ)と賛辞を贈り、ジャーナリストのマルコ・アントニオ・サンデ氏も「狡猾なFWであり、このような選手を有することにワクワクする」と語っている。 こうした各メディアの報道のように、バレンシア戦での勝利やそこで活躍した選手たちが今後、ソシエダをより良い流れに導くことができるか。アンデルレヒト戦での勝敗や個々のパフォーマンスには要注目である。 構成●THE DIGEST編集部
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