バイデン氏、トランプ氏支持者を「ごみ」呼ばわりか ハリス氏は距離置く
米メディアによれば、ハリス陣営はバイデン氏が足かせになることを恐れ、ハリス氏の選挙集会で一緒に登壇するというバイデン氏側の提案を拒否した。
■「党派間争いに油を注ぐ」
共和党支持者が多数を占める地域の民主党議員の一部も、バイデン氏の発言をめぐる論争から距離を置かなければならないと感じている。
北東部メイン州で再選を目指すジャレド・ゴールデン(Jared Golden)下院議員は「米国人や米国を『ごみ』呼ばわりする公職者や候補者は完全に間違っている」「われわれを分断する党派間争いに油を注ぐ指導者は必要ない」と批判した。
バイデン氏の発言は、NGO「VotoLatino 」とのビデオ会議におけるもので、直後に拡散した。
バイデン氏は「私が目にする唯一の浮かんでいるごみは、彼の支持者(supporters)だ」「彼の、彼の、彼のラテン系の悪魔化は不道徳かつ非米国的だ」と述べた。
その後、X(旧ツイッター)でバイデン氏は、「トランプ氏支持者が吐き出したプエルトリコに対する憎悪に満ちた発言に言及した」「言いたかったのはそれだけだ」と釈明した。
ホワイトハウスは後にアポストロフィーを加えた発言要旨を公開。バイデン氏は「私が目にする唯一の浮かんでいるごみは、彼の支持者の(supporter's)発言だ」という意味だったと釈明。トランプ氏がマディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)で行った集会に登壇したコメディアンのトニー・ヒンチクリフ(Tony Hinchcliffe)氏による発言に言及したものだというバイデン氏の主張を裏付けようとした。【翻訳編集】 AFPBB News