話題の「白髪ぼかし」を美容師が解説。ダメージを減らし、立体感が出るオーダー法
白髪染めは面倒で、思ったカラーにならないと不満に思うことはありませんか? 「“白髪ぼかし”なら悩みを解決できます!」と話すのは女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。早速、白髪ぼかしについて詳しく教えてもらいました。
話題の「白髪ぼかし」を美容師が解説!
さとゆみ:今日は、最近インスタグラムでもハッシュタグが話題となっている「#白髪ぼかし」について解説してほしいなと思っています。 八木ちゃん:喜んで! お客さまからも「白髪ぼかしってどんなカラーリングですか?」とよく聞かれます。 さとゆみ:改めて、解説してもらってもいいですか? 八木ちゃん:はい。インスタグラムで話題になっている「白髪ぼかし」は、髪全部を白髪染めするのではなく、ブリーチで細かくハイライトをとって金髪部分をつくったあと、白髪染めすることで、白髪を目立たなくぼかすことができるようなテクニックをいいます。
「ブリーチ」で髪を傷ませない方法2つ
さとゆみ:ブリーチをすると髪が傷むのでは? という質問がありました。負担を減らす方法はありますか? 八木ちゃん:いくつかおすすめの方法があります。まず1つめは、負担の少ないブリーチ剤を使ってもらうことです。サロンのメニューに「ケアブリーチ」のような名前のメニューがあれば、それが髪に優しいブリーチ剤を使っていたり、前処理や後処理で髪の負担を減らすメニューです。プラスいくらかかかりますが、髪のダメージ具合がだいぶ変わるので、おすすめです。 さとゆみ:私も普段ブリーチをするので、必ずケアブリーチにしてもらっています。 八木ちゃん:あとは、なるべくハイライトを太くしないことがポイントです。太くメッシュのようにハイライトをとるとダメージも大きくなりますので、細かくハイライトをとってもらうようにお願いしましょう。 八木ちゃん:もう1つ。ブリーチはカラーリングのたびに毎回する必要はありません。根元の新しく生えてきた部分だけを白髪染めする「リタッチ」と組み合わせて、5か月に1回とか、8か月に1回くらいのペースでハイライトを入れるのもよいと思います。頻繁にしなくても立体感が出て白髪もぼかせるので一石二鳥です。 さとゆみ:白髪染めで全体を染めるよりも、白髪ぼかしをするほうが、髪全体が明るく見えるのもいいですよね。 八木ちゃん:顔もぱっと華やかに見えると、お客さまにも好評のカラー法です。ぜひ試してみてくださいね。 『女の年齢は髪で決まる』(扶桑社刊)では、さとゆみ&八木ちゃんが大人の女性の髪にまつわる悩みや素朴な疑問をたっぷり解決しています。
佐藤友美/八木花子