「私は犯人ではありません」山健組組長・中田浩司被告が起訴内容を否認 山口組系組員銃撃事件 裁判所は厳戒態勢とられる…神戸地裁
神戸市の山口組系の暴力団事務所の前で、男性組員が拳銃で撃たれ重傷を負った事件で、殺害しようとした罪に問われている神戸山口組系の「山健組」の組長だった中田浩司被告(65)の裁判が始まり、中田被告は「犯人ではありません」と起訴内容を否認しました。 起訴状によりますと、2019年8月、神戸山口組系「山健組」の組長だった中田浩司被告(65)は、神戸市中央区の路上で、山口組系「弘道会」の男性組員(当時51)の肩や腹を拳銃で撃ち重傷を負わせ殺害しようとした罪に問われています。 8日に始まった裁判員裁判で、中田被告は「私は犯人ではありません」と起訴内容を否認しました。 検察は冒頭陳述で、「神戸山口組と六代目山口組には対立構造があり、防犯カメラ捜査の内容から中田被告の犯行である」と指摘しました。一方で弁護側は「直接証明する証拠がない」と主張しました。 今回、裁判所では廷内の傍聴席に座る人は、手荷物をロッカーに預けることが義務付けられるなど、厳戒態勢が取られていました。 判決は10月31日に言い渡される予定です。