ダメ押しヘッド弾の東京V翁長聖、好調4連勝も「気を抜かず、手を抜かずに」
[9.22 J1リーグ第31節 東京V 2-0 鳥栖 味スタ] 東京ヴェルディの勝利を決定づける追加点はセットプレーから生まれたが、決めたのは普段キッカーも務めているMF翁長聖だった。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 1-0で迎えた後半36分、途中出場のMF見木友哉が左CKを務め、蹴り出したボールはファーサイドに流れたが、これを拾ったMF齋藤功佑からのクロスを翁長がニアサイドで反応。「ボールが流れた時、齋藤だったら左足で持ってこの辺に蹴るかなという感覚」で走り込み、最後は「GKの頭の上は取れないと思うのでそこを一応狙った」という完璧なヘッドでゴール上を打ち抜いた。 これでチームはJ1リーグで21年ぶりとなる4連勝を達成。夏場から導入した3-4-2-1のシステムが機能し、破竹の勢いを見せている。 もっとも、左ウイングバックで出場時間を重ねる翁長は「システム云々より全員が走り切れて、途中から出た選手も強度を落とさずできるのがこのチームのいいところ。そこがうまくハマっていると思う」と分析。序盤戦を戦った4バックからのシステム変更以上に、選手たちの姿勢が結果につながっているという見方を示した。 この勝利で6位をキープし、AFCチャンピオンズリーグ圏内も狙える状況。それでもJ1で飛躍が続く29歳は「1試合1試合、自分たちが全て出せたら勝っても負けても次に見えるものがある。気を抜かず、手を抜かずにやっていけたら」と冷静に今後への意気込みを口にした。