元証券マンが見た「富裕層」の共通点2つ。意外に庶民的?資産1億円超の世帯は約2.7%に
現役ファイナンシャルアドバイザーが出会った「富裕層」の特徴
ここからは、実際に筆者が前職で出会った富裕層の特徴を紹介していきたいと思います。 ●派手さはない 筆者が接点のあった富裕層の方は、派手な生活を好まない方が多かった印象です。 富裕層といえばブランド物を身に着け、華やかな生活をしているイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、中にはブランド物にこだわらず庶民的な生活をされている方も多く、見た目ではわからないことも多いのではないかと思います。 ●資産運用をしている もう一つの特徴として、今ある資産をしっかり運用している方が多いのも印象的です。 資産運用をあまりせずに、金利がほとんどつかない預貯金に眠らせたままという方はほぼいらっしゃいませんでした。 リスクの高い運用をせずに長期間かけて安定的に運用をされている方が多く、短期間で売り買いをされている方は少なかった印象です。 現在は資産運用などお金に関する情報があふれています。資産運用にはリスクもありますが、大きく資産を増やせるチャンスもあります。 自分に合った運用方法を見つけ、お金に働いてもらうことによって富裕層に近づけるかもしれませんね。
まとめにかえて
富裕層と呼ばれる方は日本に2.7%います。すべての富裕層が派手な生活をしているわけではなく、外見ではわからないことも多々あります。 相続や事業の成功、あるいは資産運用の結果など、さまざまな方法で富裕層の仲間入りをしているものですが、彼かららえられるヒントもあるものです。 投資に対する意識やお金に対する考え方など、参考にするべきポイントは多いといえます。 老後に向けて、個人での資産形成が不可欠な時代になった今。インフレに負けないように資産を守りつつ、増やしていく努力が必要です。 もしこれから投資に踏み出すという場合は、リスクに備え、地域や資産を分散させることを意識しましょう。全体のバランスをみながら、リスク許容度に合わせて考えていくことが大切です。
参考資料
・株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」 ・株式会社博報堂「新富裕層“インカムリッチ”生活者調査」レポート」(PRTIMES)
西村 翼