国内景気は4カ月ぶりに好転~猛暑やインバウンド消費が押し上げ~
今後の景気は、総じて回復傾向のみられる企業業績がプラスとなる一方で不確実な要因も多く、横ばいで推移すると見込まれる
今後は、インフレ率を上回る賃上げや、政策金利の追加利上げとそれにともなう市場金利の上昇、設備投資への動きなどが注目される。インバウンド消費のほか、自動車の生産拡大、生成AIの発展を受けたグローバルな半導体需要の増加、さらに人手不足に対するロボットの導入などはプラス材料となろう。 他方、エネルギー価格の高騰や物流コストの増加、家計の節約志向、新型コロナの再拡大、地政学的リスクなどはマイナス材料となる。 今後の景気は、総じて回復傾向のみられる企業業績がプラスとなる一方で不確実な要因も多く、横ばいで推移すると見込まれる。 調査概要 調査対象企業:2万7191社 有効回答企業:1万1282社(回答率41.5%) 調査期間:2024年7月18日 ~ 7月31日 調査方法:インターネット調査