山形商が優良賞、米沢商は奨励賞に輝く 全国高校生徒商業研究発表大会
商業の研究を通じ問題解決能力などを育む全国高校生徒商業研究発表大会が20、21の両日、北海道釧路市で開かれ、東北ブロック代表で出場した山形商業(地主佳子校長)産業調査部が優良賞に輝いた。昨年に続く入賞で、「触れるビジネス」という独創的な着眼点が評価された。米沢商業(伊藤広幸校長)商業研究部は奨励賞だった。 32回目となる今大会には全国9ブロックの予選を勝ち抜いた21校が出場。研究内容や報告書の完成度、発表などを踏まえ総合的に審査が行われ、最優秀賞1校、優秀賞3校、優良賞5校が選ばれた。 山形商の産調部は「ニューノーマル+(プラス) 新たなビジネスの可能性に触れる」と題して「触れるビジネス」に着目。ホースセラピーに取り組む山形市の「うまのすけCafe」の協力を得て、馬との触れ合いを軸にしたイベントを企画し、発表では活動を通してホースセラピーの知名度向上や新規顧客の獲得につながったことなども紹介した。
昨年に続く優良賞に、部長の3年近野莉菜さん(18)は「全国優勝を目指していたので悔しい気持ちはある」としつつ「今の部員での最後の大会で、最高のパフォーマンスができたと思う」と話していた。