高松商が決勝へ 高校野球秋季四国大会 新田に逆転勝ち
高校野球の秋季四国大会は3日、高知県立春野球場で準決勝があり、高松商(香川1位)が新田(愛媛1位)に5―3で逆転勝ちして決勝進出を決めた。 【写真まとめ】新田ー高松商 秋季高校野球四国大会準決勝 決勝は4日に高知県立春野球場で行われ、明徳義塾(高知1位)と対戦する。 秋季大会の結果は、来春の選抜大会の出場校を選考する際の資料となる。四国地区の一般選考枠は2。【皆川真仁】 ◇高松商・長尾健司監督 奇跡。見たことない。2打席連発なんて。新田の二遊間がいい守備をしていたので、(八回に)3点目をとられた時は負けると思ってた。(選手たちには)言ってないけど。 <3番・橘朋宏選手が2打席連続本塁打> 一生に一回ちゃいます。上から思い切りたたけたのがよかった。上からたたいたら打球が伸びると常々言っていた。低反発バットなので、2打席ともスタンドに入るとは思わなかった。あれに元気をもらった。橘は手首が柔らかくてバットがしなる。 <長打力が光る> 選手たちが居残りしてバットを振っているので、低反発バットにも対応してきている。(打球を)上げるとやっぱり落ちてきてしまうので、上からたたくのが低反発ではいい打ち方。低い打球の方がよく飛ぶし、野手も目測を誤る。 <決勝に向けて> どんなチームにも対応できるようにやってきた。(2016年の)センバツ準優勝の時のチームに似ている。一振りで空気を変えられる。前向きな声かけが多くて、みんなで(雰囲気が)沈まない。総力戦で戦いたい。