才賀紀左衛門の弟子が圧倒的強さでBreakingDownを制圧し王座戴冠!「僕のジムの選手たちは基本的に僕より強い」
1日、東京都・アリーナ立川立飛にて『BreakingDown 13』が開催。【BREAKING DOWNの超新星】NAOがBreakingDownライト級トーナメント優勝を果たし、初代王座を戴冠した。 BreakingDownライト級トーナメント決勝戦は、【BREAKING DOWNの超新星】NAOと【元東洋太平洋バンタム級王者】山本隆寛の一戦に。 【BREAKING DOWNの超新星】NAOは才賀紀左衛門の弟子であり、準々決勝では【秋山成勲の秘蔵っ子】ミスター・ホンデを相手に圧巻勝利。準決勝ではたつを相手に左フック一発でKO。格闘技を始めて1年程度にも関わらず驚異的な強さを持つNAOには首脳陣も大注目しており、NAOも結果を出し続けることでこれに応えている。 【元東洋太平洋バンタム級王者】山本隆寛は、準々決勝でTHE OUTSIDERレジェンドの【インテリジェンスタイガー】秀虎を軽々KOする圧巻の強さを見せた。準決勝では【ロシアンストライカー】YURAとの“ボクシングvsキックボクシング”の喧嘩ファイトを展開。この試合はBreakingDown史上ベストバウト候補にも上げられる神試合となり、山本の優勝への機運が高まっていた。
ゴングが鳴ると、NAOがジャブで牽制していくが、山本がケージを広く使ったフットワークでかわしていく。手数で勝るNAOはジャブを顔面へ立て続けにヒットさせ、ガードの上から山本を吹っ飛ばすパワーも見せる。しかし、間合いの管理は山本が上手。1R終盤には最小限の動きで紙一重でかわすようになり、2Rに備える。ジャッジは全員ドロー判定を出し、延長戦へ。 2R、山本がどんどん前に出て行くが、NAOがバックステップしながら放った左フックをアゴへクリーンヒットさせてダウンを奪う。さらに左のジャブを振っていって誘導しつつヒザをボディへ突き刺して追撃。山本もこれ以上は倒れぬ意地を見せるが、反撃には移れないまま1分経過。5-0でNAOが判定勝利を収め、トーナメント優勝。ライト級の初代王座戴冠を果たした。 マイクを取ったNAOは「面白かったですか!おっし!(笑)ホントにチャンピオンになるつもりしかなかったんで自分にとって当然の結果ではあるんですけど、実現できてメチャクチャ嬉しいです!師匠の紀左衛門さんと始めた当初から練ってきた流れ通りにここまで来ているので、本当に強くなりたい人は僕らに言ってください」と爽やかな笑顔で語る。 そして「僕のジムの選手たちは基本的に僕より強いんで。未来さん、今度BreakingDownに連れてきていいですか?」と提案。これからBreakingDownはプロ団体に負けないレベルまで上がっていくことになるかもしれない。