競泳 深沢大和、200平で銅メダル獲得 初出場の世界選手権、競泳ニッポンの大会第一号
◆競泳 世界短水路選手権第4日(13日、ブダペスト) 競泳の25メートルで行われる世界短水路選手権第4日は、男子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、深沢大和(東急)が2分2秒01で3位。短水路ながら初めて出場した世界選手権で、銅メダルを獲得した。 予選1位で決勝に進んだ深沢は、決勝も前半からトップ争い。最後の25メートルは4人で競り合い、3位に食い込んだ。目標の自己記録(2分1秒94)と金メダルには届かなかったが、「前半のタイムは世界とも戦える」と語っていた通り積極的なレース展開で、初めて世界のメダルを手にした。 東急所属の深沢は、3月のパリ五輪代表選考会で3位。2位までの五輪切符を逃し、一時は現役を引退して社員として働いていた。だが上司などの言葉や理解もあり、7月からは同社では前例のない“プロスイマー”としての活動が認められて競技復帰。10月の日本短水路選手権は200平を制し、初の世界選手権切符をつかんでいた。 日本代表は、深沢のメダルが今大会チーム初。14日は、女子100Mバタフライでパリ五輪代表の平井瑞希(アリーナつきみ野SC)が、準決勝5位で決勝に臨む。また、男子400M個人メドレーでは、前人未到の大会7連覇に挑む瀬戸大也(CHARIS)が出場する。
報知新聞社