被災地へ“本当に役立つもの”を届けるために…支援物資を送るときに活用したい「Amazon」のサービス
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これで注文は完了です。購入した商品は支援先に直接配送されます。
◆被災地を応援ほしい物リストの留意点
被災地を応援ほしい物リストを利用する際は、以下の点に留意しておきましょう。
▼「このリストにはアイテムはありません」と表示されることがある
リストアップされていた物資がすべて購入されていることを意味しています。ただし、物資はその後も追加される場合もあります。
▼配送業者によるキャンセルが発生する可能性がある
配送業者や配送先地域によって、被災地域への配送が復旧しておらず、配送ができない場合もあります。
▼注文の集中によるキャンセルが発生する可能性がある
普段は需要が少ない商品に対して注文が集中すると、すべての商品を調達できないことがあります。
◆東日本大震災から始まったAmazonの災害支援
Amazonによる「たすけあおうNippon」プロジェクトは2011年に発生した東日本大震災による被災者を支援するために始まりました。約7000以上の避難所や学校、支援団体に支援物資が届けられ、以降も熊本地震や豪雨災害において支援活動が行われています。 自治体の中には、支援物資による混乱を防ぐため、Amazonのほしい物リスト以外での支援物資を断っているケースもあります。 支援物資を届ける以外にも、Amazonは災害時にアクセス過多で十分に機能できないサーバを、クラウド基盤を利用して復旧させる活動なども行っています。 Amazonが一企業の枠組みを超え、社会的に重要なインフラとして欠かせない存在になっていることがうかがえます。
福田 正人(インターネットサービスガイド)