株価高騰時の運用資産の配分はどうすればよい?
初めてのNISA口座で投資信託を始める場合
新しいNISAのスタートに伴って、初めてNISA口座を開設して投資運用を始め、投資信託を保有するという人も多いと思われます。 日米の株価高騰のような金融商品の変動期には、少し様子を見るという選択のほかに、例えば、当初予定していた投資金額をいったん2分の1に減らすとか、投資信託以外の資産に分散するという方法も選択肢になり得るでしょう。 また、購入してすぐに基準価格が下がって含み損が発生する場合もあります。 しかし、つみたて運用は長期で結果が出るものですから、こういった場面で慌てて売ったりせず、初めての投資で多少の損が出ても長く保有することでプラスになるのが過去の経験則であることを理解するのも必要でしょう。
金融商品の学習をしてみる
投資運用は、たとえ少額であっても始めたときから学習することが大切です。 NISA口座を開設した金融機関にも、投資運用についてのパンフレットや金融機関のホームページに初心者向けの学習ページがあると思います。 また、日本証券業協会や投資信託協会のサイト等にも初心者向けの学習サイトがありますので学習してみてはいかがでしょうか。 投資信託の価格(基準価格)が下がるには理由があります。 為替や景気の動向、ファンドに組み込まれた会社の業績などを知ることも学習の一つですから、時間のあるときに少し関心をもって見てみると良いでしょう。
まとめ
2024年の日本株とアメリカ株の上昇を、2019年からの推移と合わせて見てみました。 2024年の給与改定で大幅昇給となる会社もあると予想されるので、つみたてNISAで運用を検討することも増えると考えられます。 株価高騰時には、長期間での積み立てに加えて、投資対象を分散することや投資額を徐々に増やすことなどを合わせて行うのも大切です。全体のトレンドと運用の選択肢を考えるにあたって、参考にしてみてください。 出典 株価データ (※1) (※2) (※3)金融庁 考えてみませんか!? “NISA”で資産形成!! (※4)金融庁 つみたて投資枠対象商品届出一覧 (運用会社別) (対象資産別) (※5)財務省 「新窓販国債10年」3月債 発行条件 執筆者:植田英三郎 ファイナンシャルプランナー CFP
ファイナンシャルフィールド編集部