「元市長の自白は虚偽」旧天竜林業元校長 再審求め裁判所に補充書提出(静岡県)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
旧天竜林業高校をめぐる贈収賄事件で、裁判のやり直しを求めている元校長が、現金を贈ったとされる元天竜市長の供述の信用性に疑問があるとする補充書を地裁浜松支部に提出しました。 旧天竜林業高校の元校長・北川好伸さん(76)は2006年、元天竜市長の孫の大学推薦入試で便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして有罪が確定しましたが、無罪を主張して再審を請求しています。 北川さんの弁護団は8月30日、供述心理学の2人の専門家が鑑定した補充書を地裁浜松支部に提出しました。補充書では現金を贈ったとされる元天竜市長の供述は50日以上の取り調べなどによって「虚偽の自白を促された可能性がある」と指摘しています。北川さんは「裁判所が再審の扉を開けてくれると強く信じている」と話しました。