ダルビッシュ 大谷は「頭がすごくいいので反応を見ながら」 3打席の対戦でストレートは“1球”のみ 変化球駆使し大一番で快投
◇MLBナ・リーグ地区シリーズ パドレス10-2ドジャース(日本時間7日、ドジャー・スタジアム) 【画像】MLBポストシーズントーナメント表 地区シリーズ2戦目で先発したパドレスのダルビッシュ有投手が、試合後のインタビューでドジャース・大谷翔平選手との対戦を振り返りました。 2回にノーアウト満塁のピンチで最少失点で切り抜けた38歳右腕は、7回82球を投げ、わずか3安打の1失点。「いろいろな球を使いながら、ゾーン内で勝負してなるべく早く打たせるようにしましたけれど、いい方向にいって良かったです」と自身のピッチングを振り返りました。 この日、大谷選手とは3打席対戦しましたが、それぞれ空振り三振、ファーストゴロ、ピッチャーゴロに抑え、完勝。初回の対戦こそ、4球目で152.5キロ(94.8マイル)のフォーシームを投じますが、MLBの公式スタッツによると、大谷選手への15球中14球が変化球。第3打席はフルカウントから、緩いカーブで平凡なピッチャーゴロに打ち取りました。 対戦を振り返り、「頭がすごくいい選手だと思うので、自分もすごく考えながら、一球一球の大谷くんの反応を見ながら投げていきました」と、スライダーやスプリット、カーブなどの変化球のみで戦った意図を明かしています。 チームは6本塁打と打線も奮闘し、ドジャースに快勝。地区シリーズを1勝1敗で勝負を振り出しに戻しました。ここまで2戦はドジャースの本拠地で行われていましたが、日本時間9日の第3戦はホームのペトコ・パークでの開催。ダルビッシュ投手は「初戦を落としたので、2戦目勝ててこの後ホームに行けるのですごくうれしいです」と喜びを語りました。