ラッパー・Itaqとビートメイカー・BE、新曲「遊びが仕事 feat. 十影」リリース&MV公開
今春にコラボ・アルバム『SPRINGBOARD』をリリースしたラッパーのItaqとビートメイカーのBEが、客演に十影を迎えた新曲「遊びが仕事 feat. 十影」を11月29日(金)にリリース。 「遊びが仕事 feat. 十影」は、現行シーンのラッパー達の口癖である“遊びが仕事”という言葉を斬新な角度で再解釈し、よくあるラッパーのイメージとは掛け離れた地味で生活感のある毎日を誇りに思う姿勢をコミカルに押韻した楽曲。BEによるデトロイトの風味も感じられるバウンシーなビートの上で、Itaqは中野区での所帯染みた日常を、十影は加齢に伴う健康問題等についてタイトにラップしています。ミックスはBE、マスタリングを:Plueが担当、進化し続けるクリアな切れ味の音質を楽しめます。 また、リリースに合わせて「遊びが仕事 feat. 十影」のミュージック・ビデオも公開。Itaqも活動に協力する謎の政治団体「ネオ幕府アキノリ党」の幹事長兼パーティストで、今夏にItaqの「変なおじさん」のMVも監督した上梨裕奨が再びディレクションを担当。2000年代後半、テレビ番組をきっかけに一世を風靡した「チネリ米」を通じて経済の機械化と格差の拡大を問題提起する意味深なビデオとなっています。終末戦争によって大規模な米不足に陥った日本を舞台に、Itaqと十影が上梨の所属する練馬区上石神井にあるオルタナティブスペース「イシガミ」でひたすらチネリ米をチネり続けるというもの。ところが、非常に地道な「チネリ」の手作業を爆発的に効率化させるおもちゃ「チネリータ」の登場によって、一挙にゲームバランスが変化します。この作品の発想の元には井上智洋の『純粋機械化経済』という名著があり、上梨による井上へのリスペクトが映像に昇華されています。