意外にもスプリント重賞は未勝利 JRA重賞67勝を誇る名門がCBC賞で初タイトル獲得へ
弟に続け! 函館2歳Sを制したサトノカルナバルの全兄となるジャスティンスカイ(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が、CBC賞(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。 【写真】青葉賞にも出走したスプリンター・ジャスティンスカイのこれまで ジャスティンスカイは父キタサンブラック、母リアリサトリス、母の父Numerousの血統。母は仏で3勝。全弟のサトノカルナバルは今年の函館2歳Sの覇者。伯父のルーヴル(Rouvres)は02年の仏G1ジャンプラ賞を制している。 ここまで14戦6勝。昨年2月の洛陽Sを3連勝で制覇。その後は4戦連続で8着以下だったが、初のスプリント戦となった前々走の鞍馬Sがガラリ一変の差し切り。もともと中距離路線を歩み、日本ダービーを目指して青葉賞(11着)にも参戦した馬が、1200mで再ブレイクする異例のケースとなった。前走の函館スプリントSは外枠も堪えたのか10着に終わったが、着差は僅かに0秒5。条件さえ整えば重賞でも上位争いになっていい。 友道厩舎はこれまでJRA重賞を67勝しているが、1200mに限ると4戦0勝。17年の函館2歳Sのデルマキセキの4着が最高着順となっている。ここで兄弟重賞制覇を果たし、名門に新たな勲章をもたらすか。自身のためにも、厩舎のためにも、結果を出したい一戦となる。