【映像】<かく闘う・監督対談>具志川商×八戸西 21世紀枠の「似たもの」対決 選抜高校野球
製作・著作/毎日新聞社
第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。1回戦から注目対決が目白押しの今大会。互いの戦い方などを語ってもらう両監督のオンライン対談第2回は、大会第3日第1試合の具志川商(沖縄)の喜舎場正太監督と八戸西(青森)の小川貴史監督。史上3回目となる21世紀枠同士の対決は「本州最北端」と「日本最南端」の両県の激突でもある。小川監督がそこに感じ取った「勝機」とは。 【写真】センバツ応援ポスターに小泉のんさん
――相手が21世紀枠と聞いて。 ◆八戸西・小川監督(以下、小川) 21世紀枠の学校は同じような仲間。すごくうれしい。 ◆具志川商・喜舎場監督(以下、喜舎場) 似たようなチームがあって、もし戦ったら面白くなると思っていた。 ――相手チームの印象は。 ◆小川 あまり情報がなくて、困っている。 ◆喜舎場 何も隠していない。取り上げてもらっていないだけ(笑い)。 ◆小川 新川投手は素晴らしいピッチャー。攻撃は機動力で来るという情報もある。いろんな準備をしなければならない。 ◆喜舎場 長身ピッチャーの福島投手のように、(沖縄)県内に190センチの長身はいない。見たことのない角度で球威もあるという。攻撃は得点率が高く、波に乗せると手ごわい相手。
――理想の試合展開は。 ◆小川 うちは打力を一冬やってきた。その成果を出せれば、うちの流れにはなる。 ◆喜舎場 少ないチャンスで足も絡めながら1点。守備からリズムをつくって攻撃に結びつけたい。 ――冬場の練習によるレベルアップは。 ◆小川 青森は雪があるので、1回も外で練習せずにきている。3月にピークをもってくるのは初めてで難しかったが、冬にやってきたことをしっかり出したい。 ◆喜舎場 僕らは今までも半袖でやっているくらいなので、寒さ対策は全然できていないが、徹底的に振る力をつけてきた。 ――自チームのキーマンと相手チームの警戒選手は。 ◆小川 ピッチャーは福島、バッターは4番の広田。具志川商さんは新川投手だけでなく、他にも良いピッチャーがいる。 ◆喜舎場 新川はもちろん、投手陣を引っ張るキャッチャーの比嘉。打撃に関しては狩俣。福島投手を打てないと勝機がない。