【映像】<かく闘う・監督対談>具志川商×八戸西 21世紀枠の「似たもの」対決 選抜高校野球
「寒さ対策は、うちに分がある」
――互いのチームのことで気になることは。 ◆小川 寒さ対策は、青森からすると(甲子園は)暖かいのでうちに分があると思うが。 ◆喜舎場 慣れない環境で体が動かなくならないように情報を得ながらやっている。 ――選手たちが体をつくったり、元気になったりする「力飯(ちからめし)」は。 ◆小川 「田子のにんにく」が入ったおにぎり。 ◆喜舎場 (自身の勤務先の)社長が寒さ対策で、現地で食べる「ソーキ汁」を調達してくれた。 ――1回戦への意気込みを。 ◆小川 甲子園で2勝という目標を掲げていたが、まずは一回校歌を歌いたい。全力で気持ちの良い戦いをしたい。 ◆喜舎場 いろんな環境の中で同級生と戦う。初出場で同じ県立高校で21世紀枠。どちらが勝っても初めてだらけ。一戦一勝、全力で胸を借りるつもりでチャレンジャーとして挑みたい。 (かく闘う・監督対談第3回は「福岡大大濠×大崎」です)
具志川商(沖縄)
1977年、宜野座、石川、前原の3校の商業科を統合して創立。「情報システム科」や「リゾート観光科」など4学科による商業教育を実践。生徒が商品販売を体験する「具商デパート」は地域で人気を博す。79年創部の野球部は過去、主要県大会で8強が最高だった。
喜舎場正太
きしゃば・しょうた 1987年5月10日生まれ。具志川商高、浜松大では投手。2010年から島田樟誠高(静岡)で野球部副部長を務めた後に沖縄に戻り、17年9月、建設会社に勤めながら母校のコーチに就いた。19年7月に監督就任。甲子園は春夏通じて初舞台。
八戸西(青森)
1975年に創立し、野球部も同年創部。普通科に加え、2001年にスポーツ科学科が設置された。校訓は「自啓自発」。スケート部、柔道部も全国クラス。OBにラグビーU20元日本代表の佐々木剛(東芝)ら。
小川貴史
おがわ・たかし 1983年6月23日生まれ。青森県出身。八戸西高で内野手。駒大を経て一般企業に勤務しながら、2011年から母校の外部コーチに就いた。12年から県内の特別支援学校に臨時講師で赴任した。18年4月に監督就任。八戸高等支援学校の数学科教諭。