センバツ2024 甲子園用ユニホーム新調 近江ブルー、選手ら闘志燃やす /滋賀
センバツ出場が決定した近江の野球部員らは27日、甲子園で使うユニホームのサイズ合わせに臨んだ。選手たちは、真新しい近江ブルーのユニホームに笑顔で袖を通し、晴れ舞台での活躍を誓った。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 近江には大会用ユニホームが2種類ある。近畿大会までの地方大会で着用するユニホームは、練習試合でも使用するため、耐久性を重視した素材。一方、甲子園用のユニホームは2018年春のセンバツ出場を機に導入した。カタログに無い特別発注のもので、多賀章仁監督が特にこだわった光沢のある鮮やかなブルーが特徴だ。生地の薄さや伸縮性も重視し、見た目の美しさに加えてストレスのない着心地に仕上げられている。 この日は、近江高野球部を30年以上にわたって支える野球用品店「栗田スポーツ」(彦根市中央町)の2代目店主、栗田大輔さん(49)と、近江のユニホームを長年作成しているスポーツ用品大手、ゼット(大阪市天王寺区)の担当社員、西口稔基さん(32)が同高を訪れ、試着をサポートした。栗田さんは「しっかりと伸びる素材なので、大きすぎず小さすぎないサイズを選んで」とアドバイス。選手らは和気あいあいとユニホームに袖を通していた。 倉貫生久真選手(1年)は「普段のユニホームと全然違う。着心地が良かった」と笑顔で語り、井上智貴選手(同)は「甲子園では粘り強いプレーを頑張りたい」と闘志を燃やした。【菊池真由】