ヨーカドー弘前店 「ポッポのクレープ」2月復活 地元出身・シソンヌじろうさんが協力 土手町に開店
昨年9月末に閉店したイトーヨーカドー弘前店(青森県弘前市)内にあったファストフードチェーン「ポッポ」の名物メニューのクレープが2月、同市土手町に開店するクレープ店「クルックー」で復活する。同市出身で人気お笑いコンビ「シソンヌ」のじろうさんが仕掛け人となり、ポッポ弘前店で約30年間クレープを焼いた相馬洋子さん(62)=同市=が新しい店舗を立ち上げる。 ポッポのクレープは弘前店が全国最後の提供店舗で、リーズナブルな値段設定ながらボリュームがあり、幅広い世代に人気だった。自身のファンから届いたポッポのクレープの存続を求める声を受け、じろうさんが相馬さんに出店を打診した。 旧中三弘前店近くの蓬莱広場横にオープンするクルックーでは定番のチョコバナナクレープなど11種類を提供し、順次、メニューを増やしていく。ポッポに限りなく近い味になるような材料を使い、価格も学生に優しい300~450円(税込み)に設定する。 6日、弘前市役所に桜田宏市長を訪ねた相馬さんは「地元に愛された味を残して、みんなが集まる店にしたい」、じろうさんは「土手町を何とかしたいと思っていた。車社会になったけど、土手町を歩くきっかけになれば」と思いを語った。