新井監督

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　ヤクルト０―２広島（２３日・神宮） 　広島は、２引き分けを挟んで今季初の４連勝で４月５日以来となる勝率５割に復帰し、４位に浮上した。先発・床田は初回にいきなり２死二塁のピンチを背負ったものの、２回以降は二塁を踏ませない投球。８回１１６球を投げ、４安打２四球７奪三振で無失点で２勝目を挙げた。９回は守護神・栗林は３者凡退で締めくくった。打線は宇草が０―０の７回２死一塁から決勝の２号２ラン。昨季１軍出場がなかった５年目だが、２０日の巨人戦（マツダ）でも味方が失点した直後の場面で２２年６月２２日以来６６８日ぶりとなる貴重な今季１号を放っており、頼もしい活躍が続いている。 　新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。 　―床田投手が好投 　「サク（坂倉）もよく引っ張ってくれたし、なんと言ってもトコ（床田）がナイスピッチング。週アタマにこういうピッチングをしてくれると、こちらとしてもすごく助かる」 　―防御率０・９３と安定感が抜群 　「毎試合、しっかり試合をつくってくれるし、今日も８回まで投げてくれた。本当に素晴らしいピッチングだった」 　―２戦連続スタメンの宇草選手が決勝２ラン 　「本当、ね。値千金のすごくいいホームランだったよね。追い込まれた中で本当に値千金の最高のホームランを打ってくれたと思います」 　―前回の１号に続き、完璧な一発 　「フリー打撃を見ても打球の強さが出ているし、逆方向の打球も強い打球を打てている。本人も感覚的にいいものをつかみかけていると思う。本当ナイスバッティングだったと思います」 　―野手陣は守備でも試合を引き締めた 　「やっぱり特に矢野とキク（菊池）の二遊間というのは、こちらとしても自慢の二遊間だし、彼らがしっかり要所を守ってくれているの。ピッチャーも頑張ってくれているし、守りで相手に流れを行かせていないという戦い方ができているので、本当いい一日だったと思います」 　―一戦一戦の戦いになるが、勝率５割に戻した 　「そうね。また明日の試合ということで、頑張りたいと思います」