金融政策にらみの日本株市場で安心感のある内需系3銘柄
来週半ばに開催されるFOMC。その内容次第では、株式相場は波乱の展開も予想される(写真:ブルームバーグ)
12月8日の東京株式市場は、外国為替市場での急速な円高ドル安進行への警戒感から、ハイテク株や自動車株など輸出関連銘柄を中心に売りが膨らみ、日経平均株価は一時、前日比600円を超える大幅安に。終値は同550円安の3万2307円と大幅に続落し、ほぼ1カ月ぶりの安値水準となった。 来週(11~15日)は、日米の中央銀行の金融政策の動向を注視しながらの神経質な展開となりそうだ。現地時間12~13日に開催されるFOMC(アメリカ連邦公開市場委員会)では、ジェローム・パウエルFRB(アメリカ連邦準備制度理事会)議長の今後の利下げへのスタンスをめぐる発言が注目される。為替相場次第で、変動幅の極端な株価展開も想定される。 来週の日経平均の想定レンジは3万1500~3万2800円とする。
本文:2,691文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
冨田 康夫