【バレー】古賀紗理那「私たちの力でここまで来た」主要国際大会10年ぶり銀に胸を張る
<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL):日本1-3イタリア>◇女子決勝◇23日◇タイ・バンコク 日本が大会初メダルとなる銀メダルを獲得した。決勝で世界ランキング1位のイタリアに1-3で敗れ、1977年W杯バレー以来47年ぶりの主要国際大会のタイトル獲得はならなかったが、14年のワールドグランプリ(現VNL)の銀以来、10年ぶりのメダルをつかんだ。 古賀紗理那主将(28)は、ベストアウトサイドヒッターに選出された。首から長方形の銀メダルを提げたエースは「日本は本当に小さくて、そういうチームがここに立っているということは本当に誇りに思う」と胸を張った。 全体2位の272得点を挙げ、サーブレシーブ以外のレシーブを指すディグ部門でも3位を記録。攻守にわたる活躍でチームを表彰台へ導いたが、既に目線は出場を決めているパリ五輪に向かっていた。「今大会はサーブが走っている時は日本のペースでプレーできたが、サイドアウトが取れなくなると焦ってしまう。精度高く、細かいところまで話し合いながらパリに向けてやっていきたい」と力を込めた。 決勝ではイタリアに屈したが、今大会ではトルコ、ブラジルと世界トップの強豪国を打ち破った。五輪前に世界で渡り合えることを世界に証明。「私たちは私たちの力でここまで来られた。次のパリでもしっかり自信を持って戦っていけるように、チームとしてまた強くなっていきたい」と誓った。パリ前哨戦で得た勲章と課題を胸に、本番へ挑む。