「光る君へ」柄本佑、道長のやらかしに「もう…引きますよ」 渡邊圭祐も「息子として恥ずかしい」
途中、度々道長の“やらかし”に関する話題となり、道長が「源氏物語」で不義の子を産んだ描写についてまひろとやりとりをした際に、道長が鈍すぎるのではないか(まひろが道長の子を産んだことを匂わせていることに対して)との指摘には柄本自身も「そうなんですよ。ちょいちょいそういうところあるんですよね、道長さん」と納得。「よいところと悪いところがね……素直すぎるというか。純すぎるというか。ただそういう道長像で今回はいきたいよねみたいなことが一番最初の案にはあったので。世間のイメージのというよりはもう少し人間味のある、ちょっと天然じゃないけどそういうのんびりとした三男坊っていうところを攻めたいっていうのは頭からあったので、そういう狙いも鈍さの中にはあると思います」と当初、制作陣が思い描いた道長像の延長線上にあることを説明した。
また、先ごろ放送された第36回で「五十日(いか)の儀」の後に道長が開いた祝宴のエピソードも。公卿や女房、そして正妻の倫子(黒木華)らがいる公の場でまひろと歌を交わすという道長の大胆な振る舞いが視聴者の間で物議を醸していたが、渡邊が“息子”の立場で「いや息子として恥ずかしいですよね」と答えると場内で大爆笑。「もう少しデリカシーのある行動を心掛けてほしいですけど……」と続け、柄本も「もう……引きますよ(笑)。失礼ですよねえ。よくないと思う! こういうことを天然ですませてはいけない。誰かが怒ってやらないと」と同調。さらに、台本に書かれたユニークなト書きも紹介した。
「でも、ちょっと天然なところがあるんですよね。道長さんって。でも正しいというか、皆さんの思っている感情は非常に正しいと思うんです。というのも、詩を詠んだあとにまひろの方に顔を振るでしょう? あのときに台本には「俺もやるだろ?の顔」とあって(笑)。だから狙ったところなんですよ。大石さんからしたらしめしめと。で僕らも撮っていてカットがかかると吉高さんも「いやチラリじゃないだろって。倫子の前で何やってんの?」って(笑)。突っ込み合いながら本気でやってますね(笑)」