【プロキオンS プレビュートーク】ヤマニンウルス1強ムード 26馬身差圧勝舞台で初重賞獲りだ
村瀬 小倉ではダートの古馬GⅢ。中京1400メートルが主場ですけど、3年前、2年前に続く小倉1700メートルが舞台です。 南 ここを狙ってきたコース巧者が多いけど、まあ1強やろな。◎ヤマニンウルスで何もなし。 村瀬 無傷の4連勝。そのどれもが完勝で、思えばデビュー戦はこの舞台で26馬身差の仰天パフォーマンスでした。 南 稍重ゆうても初戦で2歳レコードの1分44秒3を叩き出したわけやから。化け物の気配はありありやった。 村瀬 当時が536キロで、前走は582キロ。どこまでデカくなるんだろう。 南 能力があって馬格もあるから脚元への負担が大きい。詰めて使えないのはそのあたりが原因らしいで。予定していた5月の平安Sは裂蹄の影響で間に合わなかったけど、斉藤崇師は「中間は順調で、脚元も気にしていない。小回りでも器用に走れると思う」ゆうとった。これだけの馬やし、使ってくるゆうことは万全とみてええよ。 村瀬 ここはさすがにお手上げかな。週末までじっくり考えますけど、対抗できる馬となるとハピですかね。平安Sは惜しすぎるクビ差2着でした。芝に見切りをつけてすかさずの好走ですね。 南 春の天皇賞での競走中止で適性外とはっきりしたから。1週前はCWで6ハロン82秒2、ラスト1ハロン11秒1。3頭併せで2つ下の全弟とは併入やった。その全弟の名はリトルハピ。 村瀬 いつか兄弟でレースを走ったら面白いなあ。ま、それまで兄は箔をつけないとですね。 南 1週前の手綱を取った菱田Jは「すごくいい動き。この舞台がプラスになるとは思えないが、ある程度の器用さはある」と。腕の見せどころやな。 村瀬 あとはこの舞台の門司Sが圧勝だったスレイマンとか、超久々ですけどコース【1・1・1・1】のヴァンヤール、若さで挑む3歳ブルーサンあたりかな。 南 三宮Sが離された3着やけど、デシエルトも復調気配やで。 村瀬 この舞台だった一昨年のV馬ゲンパチルシファーの再度の一発も怖いし、こっちも気が抜けませんね。(夕刊フジ)