【バスケ】信州ブレイブウォリアーズ最終節での大逆転B1残留へ 石川海斗「気力を尽くしてやるだけ」
史上最多6,199人動員 ホーム21連敗止めた
横浜BCとの2連戦は今季のホーム最終戦ということもあり、27日は6,034人、28日は6,199人と2日続けて史上最多入場者数を更新。27日の第1戦に敗れ、ホームでの連敗は21となった中で迎えた第2戦。勝利に期待がかかる中、チームを引っ張ったのはやはりキャプテンの石川海斗だった。第1戦ではフィールドゴール成功が15本中2本のみと不調にあえいでいた石川は、前半だけで18得点を記録。試合開始早々の3ポイントシュートや素早いドライブ、ピックアンドロールからのプレーなど多彩に得点を重ね、自己最多タイの25得点を記録した。 気合のこもったプレーについて石川は「本当は昨日(第1戦)勝って2連勝して終わるということが一番ベストだったと思う。それができなかったのは(自分たちの責任)。いろいろな状況はあったが、どういう状況であれ、そういうふうにしてしまったのは自分たち。でも、その中でフロントスタッフも頑張ってくれて、ブースターの方たちも本当に頑張って応援してくれて、本当のこといえば昨日そこ(ホームでの連敗)を止めたかった。勝ちたかった」と本音を吐露。 「だけど、勝てなかったことを引きずるよりも、今日(第2戦)どういうゲームをするか。エナジーという部分は、ポイントガードである以上、一番前からディフェンスで当たらなきゃいけない。その部分でもこのチームで求められるタスクは、僕は多いと思っている。そこを自分が背中で引っ張っていかなきゃいけないなと思ってたので、そこは少なからず今日来てくれた人たちに響いてくれたら嬉しいなと思う」 また、指揮官も「海斗らしさもあり、自信満々な強気なプレーというか、責任感もあり、それはずっと持ってプレーしていると思うが素晴らしかった」と石川のプレーを称賛。「試合前にみんなに言ったのは、『全てをコートに置いていくつもりで、全部出し切って(ほしい)』。(石川は)それをちゃんとやろうとしてたから、途中で足を攣ったり、交代しなきゃいけないような状況に何回かなったり。それだけ頑張っていたので、とても良かった。試合後のセレモニーでも似たような話をしたが、我々の目指す姿を本当に分かっている人たちにとっては、本当に辛いシーズンを送っている。その中でずっと辛い思いをしながら、あの舞台に立ってプレーをし続けていた海斗が、最後『海斗コール』を浴びることができて、あれは本当に嬉しかった」と目を細めた。