〝博多のミスタービーチバレー〟高橋巧が佐賀県唐津市の浜辺で中高生と熱血練習会「目を輝かせ楽しむ姿に感動しました」
2023年秋の杭州アジア大会にビーチバレーボール男子日本代表として出場するなど国内の第一人者として活躍している高橋巧(32)=ANAあきんど所属=が3月3日、佐賀県唐津市内で中高生約20人を対象に練習会を開いた。今秋に同県内で開催される国民スポーツ大会(国スポ)に向けた高校生の強化と競技の普及活動を兼ね、講師を務めた。 ■【写真】練習会の写真をもっと! 風光明媚(めいび)な唐津城を眼前に望む浜辺での練習会。「子どもたちが輝けるようなスポーツとコミュニティーの提供の場にできたら」。冷たさをはらんだ海風に負けじと、持ち前のスピードを生かしたレシーブだけでなく、スパイクも実演しながら4時間にわたって熱血指導を行った。 自身の練習でも大切にしているのが体と頭の連動性だという。どうすればボールを「拾いやすく」また「打ちやすく」なるのか―。プレーに関する一つ一つの動作を言語化することによって、感覚だけに頼らない上達へのヒントをアドバイス。「初めてビーチバレーボールを経験した中学生も多かったのですが、目を輝かせながら楽しむ姿、難しいプレーにもトライしている姿に感動しました」と目を細めた。 福岡市在住の高橋は「博多のミスタービーチバレー」の愛称を持ち、同市を拠点に活動中。今年からは熊本県阿蘇市出身の池田隼平(31)=カブト所属=とペアを結成し、パリ五輪出場を目指している。 (西口憲一)
西日本新聞社