鎌田大地フル出場のラツィオ、サッスオーロと1-1ドローで7位フィニッシュ!来季EL出場権を獲得
現地時間26日、イタリア・セリエAは第38節が行われ、鎌田大地の所属するラツィオはホームのオリンピコにサッスオーロを迎えた。 引き分け以上でUEFAヨーロッパリーグ出場権の獲得が決まるラツィオは、鎌田が1.5列目で先発出場。ザッカーニと並んで1トップのカステジャーノスをサポートする形となった。 立ち上がりからペースを握ったのはホームのラツィオ。3分、スルーパスにヒサイが抜け出し決定機を迎えるが、ここは勇気ある飛び出しを見せたGKクラーニョが体を張ってブロックした。 右サイドに流れてボールを受ける場面が目立った鎌田は18分、右サイドを抜け出し、エリア内に侵入。縦に仕掛けてマイナスに折り返したが、これは味方に合わなかった。 31分にはエリア内左に侵入したペッレグリーニの折り返しを、ニアサイドに走り込んだ鎌田がダイレクトで合わせる。しかし、これはGKクラーニョが素晴らしい反応ではじき出し、CKへと逃れた。 守勢の続くサッスオーロも44分、カウンターからムラッティエーリがドリブルで持ち上がり、そのままシュートまで持ち込むも、GKプロベデルの正面。互いにシュートの少ない展開のままスコアレスで試合を折り返した。 後半の立ち上がりにベシーノとロベッラを下げてフェリペ・アンデルソンとグエンドゥージを投入したラツィオは60分、ペナルティーエリア手前の位置でFKを獲得。このFKをザッカーニが蹴ると、壁の間を抜けたキックがゴール左隅へと決まり、ラツィオがようやく均衡を破った。 ようやく先制したラツィオだったが、66分に右サイドからのFKがファーポストに流れ、鎌田のマークを外したヴィーティが押し込んでサッスオーロがあっさりと同点に追いついた。 鎌田はF・アンデルソンが入ったことでポジションを下げ、グエンドゥージと並んで中盤のバランスを取る。72分にはカステジャーノスと負傷したペッレグリーニに代えてインモービレとラッツァーリを投入して勝ち越しゴールを狙う。 84分にはスルーパスに抜け出したインモービレがエリア内左で決定機を得るも、GKクラーニョがコースを消してブロック。攻勢続けるラツィオだが、サッスオーロのゴール前をこじ開けることができない。 アディショナルタイムの4分間でも決勝ゴールは生まれず、勝ち点1を積み上げたラツィオが7位でシーズンを終え、来季のヨーロッパリーグ出場権を獲得した。 ■試合結果 ラツィオ 1-1 サッスオーロ ■得点者 ラツィオ:ザッカーニ(60分) サッスオーロ:ヴィーティ(66分)