【現代に甦った名作椅子】ジャン・プルーヴェのスツールと心ゆたかに暮らす
美しい造形美に、快適な座り心地......。たった一脚でも、住まいを洗練の空間へと昇華させてくれる「名作」と呼ばれる美しき椅子を厳選紹介。今回は、現代に甦った往年の名作椅子をピックアップ 【写真】現代に甦った名作椅子5選
ジャン・プルーヴェの「タブレ N° 307」
人間工学に基づき、中心部分に窪みを持たせた、滑らかな曲線を描く座面が特徴的な「タブレ N° 307」。20世紀のフランス工業デザインを牽引したジャン・プルーヴェが1951年にデザインしたもので、座面はもともとは型押ししたアルミニウムシートで作られていたが、2022年登場した復刻版では、座面がオークの無垢材となり、現代のライフスタイルにもマッチする新たな装いへとアップデート。オリジナル版と仕様は異なるものの、木材とスチールという異素材を組み合わせた作品を数多く手がけてきたジャン・プルーヴェらしさを感じるデザインに仕上がっている。 ジャン・プルーヴェは、1950年代初頭、さまざまなスツールをデザインしたことでも知られており、それぞれのスツールは固有名称ではなく、製品番号で呼ばれている。このタブレ(=スツール)307もそのひとつ。バリエーションは「ナチュラルオーク×ブランコロンブ」と「ダークオーク×ディープブラック」の2種類。
「タブレ N° 307」¥112,200/ヴィトラ ヴィトラ TEL. 0120-924-725 BY EMI ARITA