文化庁にも採択「実在しないVTuberの切り抜き動画」で話題のチャンネル 映画館での長編切り抜き動画を上映へ
YouTubeチャンネル「(実在しない)切り抜きチャンネル」が、初のイベントを東京・渋谷の映画館ユーロスペースで2025年2月24日(月・祝)に開催する。 【画像】「文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」に採択された「(実在しない)切り抜きチャンネル」を見る 「(実在しない)切り抜きチャンネル」はその名の通り、架空のVTuberの切り抜き動画(=配信や動画を一部抜粋し、編集したもの)を投稿するYouTubeチャンネル。 イベントでは「映画館上映のためにつくった新作の切り抜き動画」を世界初披露。これまでの切り抜き動画のセレクション上映や、トークショーなども開催される。
高い評価を獲得するモキュメンタリー「(実在しない)切り抜きチャンネル」
「(実在しない)切り抜きチャンネル」は、画面レイアウトや待機画面、ロゴ、フォントやエフェクトに至るまで、VTuberの配信でよく見られる“あるある”なデザインを再現。 モキュメンタリー(=フェイクドキュメンタリー)形式の動画が、短編アニメーションやメディアアートとしても高い評価を受けている。 2023年にKAI-YOUの開催したクリエイティブアワード「KAI-YOU HYPER POP AWARD」では、漫画家・赤坂アカさんの審査員賞「赤坂アカ賞」を受賞。 動画作品の一つ「お絵描きは孤独」は「第32回CGアニメコンテスト」に入選し、チャンネル自体も「やまなしメディア芸術アワード2022」に入選した。 さらには、日本の若手クリエイターの創作活動を支援する「文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」にも採択されている。
約30分の切り抜き動画を劇場アニメとして上映
「(実在しない)切り抜きチャンネルインユーロスペース」も、「文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」による支援のもとで開催。 当日は、完全新作となる約30分の切り抜き動画=劇場用アニメーション映画『20分でわかるエマ・リーランド』を世界初上映。 また、この日限りの「(実在しない)トークショウ」も実施される。 はたして「切り抜き動画」は映画になりえるのか?なお、トークゲストやチケットなどの詳細は後日の発表となる。
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