映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』、得体の知れない男を捉えた戦慄の本編映像公開
「もし、アメリカで内戦が起こったら?」――2024年最大の衝撃作。A24史上最高のオープニング記録を樹立、更に興行収入ランキングで2週連続1位を獲得し話題沸騰中の映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が10月4日(金)より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー。この度、出身地だけで〈生死のジャッジ〉を下していく得体の知れない男を捉えた戦慄の本編映像が公開されています。 今や世界を席巻するA24が、史上最大の製作費を投じ、アメリカで起きる内戦を描く、2024最大の衝撃作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』。メガフォンを執ったのは『28日後...』で脚本を担当し、長編デビュー作『エクス・マキナ』で第88回アカデミー賞(R)視覚効果賞を受賞する快挙を果たしたアレックス・ガーランド。3月のサウス・バイ・サウスウエストで開催されたプレミア上映では「純粋に言葉を失う」「傑作だ。私の心臓は常に高鳴り続け、最終幕には顎が床についた」「今まで観たどの作品とも違う。最初から最後まで手に汗握る展開。狂おしいほどの緊張感だ」などと絶賛の声が相次いだほか、公開前からSNSを中心に大きな話題になっており、世界71の国と地域で公開を迎えた本作は、2週連続で全米1位を獲得しています。 「どういう米国人だ?」「中米か?南米か?」、赤いサングラスをかけた“得体の知れない男(ジェシー・プレモンス)”が、リーたちの出身地を1人ずつ詰問。答えていくリーたちに、「米国的だ」「それが米国人だ」と、出身地だけで身勝手に目の前の人間の〈生死のジャッジ〉を下していくこのおぞましいシーンは、監督が、今、現実世界で起こっている〈差別の縮図〉として描き出したといいます。 フロリダ出身の記者ジョエルを演じたモウラも、有無を言わさぬあまりにも威圧的なこのシーンに対して「僕がアメリカ人ではないということもあり、プレモンスが放つ驚くほどに自然な人種差別の強烈な憎悪に向き合うことは本当に大変でした」「撮影に丸一日かかったこのシーンは、過酷で体力的にも苦しかった。自分と友人の命乞いをして、人種差別的なジェシー・プレモンスの演技を見て一日が終わる頃、僕は横たわって泣いたのを覚えています。このシーンのあと30分泣き続けたのを覚えています。とても強烈でした」と圧倒的な恐怖を抱えた撮影当時を振り返っています。 11月に迫った米大統領を控え、日本でも関心が高まる中、9月11日(日本時間)には、候補者による討論会も行われました。ガーランド監督は「『トランプの当選は世界にとって健全なことではない』というのが私の意見。彼は非民主的だし、腐敗している。あのような人が世界最強国のリーダーになるのは理にかなったことではない」「アメリカ国外においては、これが最も広く共有されている意見なのではないかと思う。トランプのことが大好きな人もいるのは知っているけれど、私は『それは違う』と思う」と、確固とした意思を語っています。今回公開した映像で映し出される、この〈得体の知れない男〉は、トランプを意識したキャラクターであることもガーランド監督は明かしています。 (C)2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.