「石鹸カスだったのか…」風呂の床汚れ、簡単に落とす鉄則は「最初に乾いたスポンジで擦る」【プロ直伝の掃除法】
YouTubeで「プロのお掃除チャンネル」を運営するうえこーさんは、身近にあるもので簡単にできる掃除方法を紹介し、「新築に戻ったような気分」と人気を得ています。普段は、ハウスクリーニング専門の会社を経営し、賃貸や分譲マンション、リフォーム物件の掃除をしています。164万回再生のあったお風呂の床汚れと浴槽のウロコ汚れの掃除方法について、聞きました。 【写真で解説】まさか乾いたスポンジで擦るとは…プロが解説「風呂の床汚れ」衝撃ビフォーアフターも ◆乾いたスポンジで擦り、汚れの表面を傷つけることが大事 ――「お風呂の床汚れを簡単に落とすお掃除術」では、「乾いたところで擦る!目から鱗です」と絶賛のコメントが寄せられています。掃除の仕方を教えてください。 【うえこーさん】 「お風呂床専用のブラシスポンジ」「やわらかめのスポンジ」「100円均一のブラシ」「長靴」「ゴム手袋」「キッチンマジックリン」を用意します。 (1)最初にお風呂の床が乾いた状態でスポンジとブラシを使って擦っていきます。 (2)全体が擦れたらシャワーでぬるま湯をかけて、5分ほど置きます。 (3)「キッチンマジックリン」を床にスプレーし、スポンジとブラシで擦っていきます。目地の形に沿って同じ場所を10回ほど擦り、次の列に進むような流れで作業してください。 (4)目地の間の汚れは「ブラシスポンジ」、床の表面は「柔らかいスポンジ」、角は「100円均一のブラシ」で汚れをキレイにすることができます。 (5)全体がしっかりと擦れたらシャワーで洗剤を流して完了です。 ――最初に“乾いたスポンジで擦る”方が良いのでしょうか? 【うえこーさん】 石鹸カスは乾いた状態の方がよく見えます。最初に乾いたスポンジで擦り、汚れの表面を傷つけておくことで洗剤を使用した時の浸透率が上がります。最初に床を濡らすと汚れが隠れてしまい、掃除後の乾いた状態では汚れが落ちていなかったという経験をした人も多いと思います。汚れた部分をしっかりと把握することで、洗剤の量も減らすことができ、掃除全体の作業効率も上がります。 ――掃除する際のポイントを教えてください。 【うえこーさん】 汚れをしっかりと落とすには、“同じ場所を何度も擦る”ことが大事です。目地に沿って10回以上擦ることで洗剤が汚れを溶かし、キレイになっていきます。適当に作業しても汚れを落とすことはできません。