マッチョ求む!介護施設が「筋トレも勤務時間・プロテイン代も支給」する深~い理由 北海道
(入居者)「すごく親切ですし、言葉も何でも知っているので私たちも言いやすいですね」 (渓仁会総務人事部 佐藤秀幸部長)「外国籍の職員がいないと回らない状況まできた。結果的には採用に踏み切ってよかった。買い物を支援したり、レクリエーションで海や回転寿司に行ってみたり、仕事とプライベートが充実していれば長く働いてもらえると思っていますし、生活のサポートも大事だと思っています」 (ナンさん)「いまより日本語を頑張って、介護福祉士の試験を受けて介護福祉士として働きたいです」
深刻な人手不足に悩む介護業界。 しかし、手をこまねいているわけではなく、それぞれが人材確保に躍起です。 しかし専門家は、事業者頼みでは本質的な解決にならないと喝破します。
キーワードは「介護はインフラ」です。 (小樽商科大学ビジネススクール 藤原健祐准教授)「行政としても連携をうまく進めて、人・モノ・金・情報をスムーズに流してマネジメント(効率的に活用)できる体制をつくっていく。そうすれば今まで個々で苦しんでいたものが解消される可能性はあるので、連携が重要。(介護を)社会のインフラとして残していく必要がある」
マッチョ介護士に外国人の介護士。 ユニークで前向きな取り組みは、いっぽうで介護現場の深刻な現状や未来を映し出していると言えそうです。