米上院、緊急予算案を否決 ウクライナ支援再開できず
【ワシントン共同】米上院は7日、バイデン民主党政権が求める不法移民対策とウクライナ支援を含む緊急予算案を否決した。共和党のトランプ前大統領が反対し、承認阻止に向けて同党議員に圧力をかけていた。ロシアの侵攻を受けるウクライナにとって命綱の軍事支援の再開は暗礁に乗り上げている。 不法移民対策は11月の大統領選の主要争点で、民主、共和両党で駆け引きが続いている。 米メディアによると、バイデン大統領は7日、ニューヨークでの選挙資金集めの非公開会合で、トランプ氏が予算案に反対するよう共和党議員を脅していたと批判した。 緊急予算案は約1180億ドル(約17兆4700億円)規模。