万博の韓国パビリオン、外観に巨大高精細ディスプレー 政情混乱の影響は否定
韓国政府は20日、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンの一部を公開した。工事中の館内とともに、幅27メートル、高さ10メートルの大型高精細ディスプレーを設置した外壁が披露された。若者に人気がある「K-POP」のコンサート開催も予定しているという。 館内は3つの部屋に分かれ、来場者の声を人工知能(AI)で分析して音楽のように再編して場内で流したり、15年後の未来社会のイメージを映像で表現したりする。 取材に応じた大韓貿易投資振興公社の幹部は「来場を通じて韓国の新たな魅力を感じてほしい」と語った。パビリオンの工事は順調とし、来年4月の開幕までに確実に完成させる考えを強調した。 尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の「非常戒厳」宣布や弾劾訴追による混乱が万博参加に影響するかとの質問には、「5月13日に行われる韓国のナショナルデーは、政治情勢に関係なく多様なイベントをしっかり開催していく」とした。