【独自】岡山県真庭市勝山地区「喧嘩だんじり」今年は中止 保存会、昨年の参加者事故死受け決定
岡山県真庭市勝山地区に伝わり、毎年10月19、20日夜に行われる「勝山喧嘩(けんか)だんじり」の保存会は、今年の開催中止を決めた。参加者が死亡した昨年の事故を踏まえ、判断した。 喧嘩だんじりは、勝山地区にある神社の秋祭りとして、重さ約2トンのだんじりを正面からぶつけ合う江戸期からの伝統行事。事故を受け、保存会執行部がだんじりを運行する各若連総代と協議を重ねた結果、今年は取りやめることにした。 日中にだんじりを引いて地域を練り歩く行事もしないが、各神社での神事とみこし巡行は例年通り行う予定。保存会は「安全対策などさまざまな観点から検討し、開催は難しいとした。理解いただきたい」としている。 事故は昨年10月20日に発生。だんじり同士がぶつかる際、男性1人が間に挟まれ亡くなった。