神奈川県、ノロウイルス警報を発令 起因する食中毒が8年ぶりに20件超 予防対策徹底を呼びかけ
神奈川県は23日、県内全域に「ノロウイルス食中毒警戒情報」を発令した。昨年より約1カ月半遅い発令で、期間は来年3月末まで。 県内では今年、ノロウイルスによる食中毒が前年比14件増の22件発生(22日現在)。食中毒の原因の約4分の1を占めている。20件を超えたのは2016年以来8年ぶりで、県は県民や食材を扱う事業者などに予防対策の徹底を呼びかけている。 ノロウイルスによる食中毒は感染性胃腸炎の多発時期と関連性がある。県によると、県内237カ所の小児科定点医療機関の報告で、感染性胃腸炎の患者数が3週連続で増加。発令基準を満たした。
神奈川新聞社