「人生100年時代」「第二の人生」「老害」いろいろ言われる60代だけど…爆風スランプに聞いた“生きがい”の見つけ方
「老害」と言われても…
――最後にもう一つ。昭和、平成、令和と世の中が目まぐるしく変化して最近は「老害」という言葉も聞かれるようになりました。もちろんハラスメントはダメですが、「老害にならないようにしないと」と戸惑いながらもがんばっている中高年もたくさんいると思うので、メッセージをお願いしたいです。 河合:ちょうど僕たちの世代だと思うんですが、マーケット的にもでかいんですよね。ずっと日本を支えてきた世代だとも思うので、まだまだいけるよと思っています。 中野くん:私たちの曲を聞いてくれてた中高生がいま中高年になったわけで、年齢にとらわれないで生きがい見つけてがんばっていきたいと思います。私たちはいわゆる会社員をやってきた方々と精神的な環境は違ってきたとは思うんです。上司もいなければ部下もいないから、ずっと学生気分のままで。でも皆さんもリタイアされるということはある意味、学生時代の気分に戻るという面もあると思うので、なかなかすぐに戻るのは難しいと思うのですが、また一緒にやろうぜという感じですね。 <プロフィール> サンプラザ中野くん(Vo) 1960年山梨県生まれ。スキンヘッドとサングラスがトレードマーク。2008年1月からは「サンプラザ中野」から「サンプラザ中野くん」と名前をリニューアルし活動している。阪神タイガースファン。 パッパラー河合(Gt) 1960年千葉県生まれ。ギタリスト、ミュージシャンとしてはもちろん、プロデューサーとしても活躍。90年代にはポケットビスケッツの大半の曲を、近年ではアイドルユニット「クマリデパート」に楽曲を提供。趣味はマラソン、柏レイソルファン。 THE GOLD 60編集部