今年こそは「100万円」貯金したい!そのためにできる4つのこと
大きな出費があったときや、今後起こりうるライフイベントに備えて、目標額を決めて貯金される方も多いでしょう。 しかし、いざ目標額を決めたものの「貯金をするための方法が分からない」と、お困りの方もいらっしゃるかもしれません。 今回の記事では、若者の貯金平均の総額や貯金方法など実情を基に、手軽に始めることのできる4つの方法をご紹介します。
若者の貯金への意識
株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが行った「若者のお金に対する意識・実態」についての調査よれば、若者の平均貯金総額は27万7478円との結果が出ています。さらに、そのお金の使い方の上位は、以下の通りです。 1位 「交際費(23.5%)」 2位 「貯金(14.5%)」 3位 「ファッション・アクセサリー(14.0%)」 加えて調査の中では、コロナ禍を経て交際費が減り、貯金に回す割合が増えたことも示されています。 また同調査では、若者の貯金方法についても、グループインタビューも含めた調査が行われています。グループインタビューで多く聞かれた若者の貯金方法は、以下の通りです。 ・毎月の貯金額を決めず、月収のうち、月末に余った額を貯金する ・通常より収入が多かったときに、差額を貯金する しかし、以上の方法であると、月末に収入の余りがない場合や、収入が変わらない、または少ない場合には、貯金は難しいでしょう。
今年こそ100万円貯金するためにできる4つのこと
「100万円貯金をする」という目標を定めたら、まずは以下の4つの方法を実践することをおすすめします。 1.浪費しているものを書き出す 何にお金を使っているのか、レシートや直近の買い物の記憶から、ノートや家計簿に書き出してみましょう。書き出す期間は、ご自身の状況に合わせて、1週間、1ヶ月などと決めることをおすすめします。 書き出しが終わったら、その支出が本当に必要だったのかを見直して、必要なものと不要なものに分けます。「気をつけているつもりでも、思いのほかに使っていた」という気づきがあるかもしれません。 2.削れるところを見つけ出す 家計の支出は「固定費」と「変動費」の2つの項目に分類されます。 「固定費」とは、住居費・光熱費・保険料など、定期的に一定の費用がかかるものを指します。反対に「変動費」とは、食費・日用品費・被服費など、毎月の支出が変動するものです。 1の項目で分かった支出を基に「変動費」を見直すことに加え、「固定費」を見直すことは特に効果的です。例えば、現在家賃の高いアパートに住んでいる場合には、家賃をおさえたアパートに住むことで、毎月数万円の節約につながるでしょう。 しかし、削りすぎることで健康を損なってしまったり、人生の幸福度が落ちてしまったりすることもあるでしょう。「固定費」「変動費」の、それぞれ無理なく削れるところを見つけることをおすすめします。 3.給料日に取り分ける 「毎月余った額を貯金する」「いつもより収入が多い月に貯金をする」といった方法では、必ずしも毎月貯金ができず、目標が達成できなくなってしまう可能性があります。 そのため、給料日にあらかじめ、生活に使用するお金と貯金するお金を分けておきましょう。先取り貯金をすることで、必ず一定の額を貯金に回すことができます。 4.貯金する口座を作る 支出に充てるための口座と、貯金をするための口座を分けることをおすすめします。「貯金する口座からは引き落としをしない」というルールを決めておくことで、目標達成により近づけるでしょう。 また、普通預金の金利が高い銀行やネットバンクを探して、利息を少しでも多く受け取れるようにすることもよいでしょう。
無駄な支出を減らして貯まる仕組み作りをしましょう
収入の余りや収入が多かった月だけ貯金をする方法では、今年中に100万円の貯金を達成することは難しいでしょう。支出を見直して「固定費」や「変動費」を削減したり、先取り貯金をしたりすることをおすすめします。自然とお金が貯まる仕組み作りを行うことが、目標達成には重要です。 しかし、無理な節約は健康を損なうなどの悪影響を及ぼすこともありますので、無理のない範囲で行いましょう。 出典 株式会社SHIBUYA109エンタテイメント SHIBUYA109 lab. 若者のお金に対する意識・実態 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部