待ちわびた初の地元戦 熊本の未来背負う24歳松本秀之介が1着スタート「うまく走れた」/熊本競輪G3
熊本競輪「開設74周年記念・火の国杯争奪戦(G3)」が3日に初日を開幕。一次予選9Rを走った松本秀之介(24歳・熊本=117期)に話を聞いた。 109期以降の地元勢は熊本競輪場の実戦を走っておらず、松本も待望の地元戦へ向け根気よく準備を進めていた。 「以前はウエートに力を入れて76キロから81キロまで体重がアップしたんです。でも自転車に乗るとパワーを生かせない感じがあったからまた77キロまで落としました。そうしたら感じが戻って9月の武雄で優勝ができた。いいときの状態まで上がってきたし、記念に間に合ってよかったです」 レースは番手の小倉竜二が「秀之介、落ち着きすぎやね」と評したように別線の動きを眺めホーム過ぎから一気に畳みかけた。「1センターの登りでした。バックでは真横にいないときついと思ったしうまく走れたと思います」と納得の運びで1着を手にした。 二次予選9Rは中本匠栄、坂本亮馬を背に唯一ライン3車となった。内枠の1番車が配置されヤル気は高まるばかりだ。(netkeirin特派員)