ハンドル取られるから怖いんですけど!道路のワダチってなんでできるの?上手に走らせるコツは?
JAFによると、過去には、このわだちの両側に、降雪によって雪の塊(かたまり)ができてしまい、それが凍り付いてしまうことで氷の山のような状態になり、そこに乗り上げてしまったクルマがハンドルをとられてしまう、という事例があったそう。 冬が明ける春先に、雪と氷がまだらな直線道路(側溝あり)を走行していたところ、タイヤが雪で横に流されそうな気がして、中央寄りを走行中、前方から対向車が迫ってきたため、進路を少し左に寄せたところ、その氷の山に乗り上げてしまったそうですが、このときドライバーは、「ハンドルを慌てて回し過ぎず、ブレーキ力が回復するまで待った」そう。ほんの1、2秒の出来事ですが、クルマは側溝に落ちることなく、停止できたそうです。 滑りやすい路面やわだちなどの路面の異状に出くわしたら、急ハンドルや急ブレーキではなく、車速を落とすことがもっとも安全だということは、覚えておきたいものです。
■まとめ
わだちは一度できてしまうと、その場所に衝撃が集中することで、さらに酷いわだちへと成長してしまいます。ふだん通行する道路にわだちができているな、と感じたら、事故が起きる前に、各市町村の窓口、もしくは、道路緊急ダイヤルへと通報しましょう。 Text:吉川賢一 Photo:Adobe Stock