【MLB】 ブリュワーズの主軸イェリッチが今季絶望 .315の高打率残すも背中の手術を選択
日本時間8月16日、ブリュワーズの主軸クリスチャン・イェリッチ外野手が今季絶望となる背中の手術を受けたことが発表された。イェリッチは背中の故障で7月末から故障者リストに入っており、様々な治療法を模索していたようだ。しかし、本人曰く「選択肢を試し尽くし、決断を下すときが来た」と、手術を受けて来季に備えることを選んだ。 【動画】20歳の新星・チョーリオの本塁打 32歳のイェリッチは今季、MVPを争った2018-19年以来の好調なシーズンを送っていた。73試合に出場し、11本塁打、21盗塁、打率.315、出塁率.406、OPS.910と圧巻の数字を残し、オールスター投票でもナ・リーグ外野手部門トップの票数を集めた。イェリッチは規定打席には遠く及ばないが、打率.315は300打席以上でナ・リーグ1位の高水準。健康を保っていれば、ルイス・アライズ(パドレス)や大谷翔平(ドジャース)と首位打者を争っていたはずだ。 ナ・リーグ中地区首位を独走し、プレーオフを見据えるブリュワーズにとって、主軸の離脱は痛恨だ。しかし、ポジティブな点もある。それが開幕前のTop100プロスペクトランキングで全体2位に入った超有望株ジャクソン・チョーリオの台頭だ。チョーリオはイェリッチが入っていた左翼に入り、後半戦は打率.365、OPS1.000と絶好調。弱冠20歳のスター候補は見事にイェリッチの穴を埋めている。イェリッチはシーズン終了となってからもチームに帯同し続け、チョーリオら若手選手のサポートを行うという。