目的地が同じ場合、「電車移動」なら乗り換えが少ないほうが交通費は安くなりますか?
電車で移動するとき、乗り換えが少ないほうが楽だと感じる方は多いでしょう。また乗り換えが多いとき、気になるのが交通費の違いです。 本記事では、同じ目的地で交通費が異なる場合の事例を紹介するとともに、交通費を節約するポイントを紹介します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
路線によって乗り換えの少ないほうが安くなる
路線によっては、乗り換えの少ないほうが交通費は安くなることもあり、利用する鉄道会社によっても金額が変動します。例えば、調布から東京までの交通費を乗り換え方法の異なる2つのパターンでみていきましょう。 調布から新宿まで京王線、新宿から東京までJR中央線快速を利用した場合は481円、調布から小川町まで京王線(京王線は都営新宿線との相互直通運転を行っているため、調布から新宿までは京王線、新宿からは都営新宿線)、徒歩で乗り換えて淡路町から東京まで東京メトロ丸ノ内線の場合は559円です。 目的地は同じでも78円もの差が発生します。
いつもの交通費を安く抑える方法
本項では、普段の交通費を安く抑えるためのコツを紹介します。毎日のように利用する電車の運賃を安くできれば生活費に余裕を持たせられるでしょう。 ■交通系ICカードにクレジットカードを紐付ける 交通系ICカードとクレジットカードを紐付けると、交通費がお得になります。定期券の購入やチャージのときに、クレジットカードで支払いを行えば、ポイント還元を受けられます。毎回、クレジットカードを利用して定期購入やチャージを行えば、多くのポイントが貯まり、実質的に交通費が安くなるでしょう。 ポイント還元率はクレジットカードによって異なりますが、100円につき1ポイント付与されたり、航空会社が発行しているクレジットカードではマイルが貯まったりします。貯まったマイルは航空券と交換できるため、電車とあわせて飛行機もよく利用する人におすすめです。 交通系ICカードにクレジットカードを連動させておけば、自動でチャージができるため、残高不足により、改札でひっかかることも減るでしょう。ポイントが貯まるとともに電車を快適に利用できるようになるといえます。 ■オフピーク定期券を利用する フレックスタイム制の会社などで出勤のタイミングを柔軟に変えられたり、出勤時間が10時や11時と遅い会社に勤めていたりする場合は、オフピーク定期券の利用がおすすめです。 例えば、横浜駅~東京駅間の通常定期の価格は6ヶ月分で7万350円ですが、オフピーク定期券であれば6万2600円と7750円お得になります。朝のラッシュ時間を除いたすべての時間で通常の定期券と同様に利用できるため、通勤時間をずらせる人はオフピーク定期券を利用しましょう。 ■回数券を利用する 交通費を節約する方法として、回数券の利用もおすすめです。回数券は11回分の乗車券がついており、10回分の金額で乗車できるため1回分の運賃がお得になります。 また鉄道会社によっては、さまざまな特典がついているのも特徴です。回数券は、金券ショップでも販売されており、ショップを利用すればさらに運賃がお得になります。 ただし、回数券には使用期限があるため、期間内に回数分の電車に乗る予定がある場合に購入しましょう。また近年では、回数券を廃止する鉄道会社も増えているため、利用する鉄道会社で回数券を用意しているかどうか確認することをおすすめします。