ロッテD3位・木村優人、2軍で4試合連続無失点と絶好調「投げるごとに成長を感じている」
メキメキと頭角を現してきている。ロッテのドラフト3位・木村優人投手(19)=茨城・霞ケ浦高=が17日、練習後に取材対応。5月17日のイースタン・リーグ、DeNA戦で実戦デビューを果たすと、150キロを超える直球を軸に4試合連続で無失点を続けている右腕はここまでの手応えをにじませた。 「投げるごとに成長を感じている。あまり(試合で)緊張もしなくなりましたし、自分のやりたいことができている。順調には来ているかなと思います」 身長185センチの長身右腕。プロ初登板となった5月17日のイースタン・リーグ、DeNA戦は自己最速の151キロを計測するなど、体づくりで入団時から9キロアップの体重88キロしてきた成果をしっかりと発揮。今季中の目標は155キロまで最速を伸ばすことで「体重は増えたので、この体重をうまく使えるようにしたい。体の使い方を一から学んでどれだけ力を伝えられるか」と先も見据えている。 現在は最速165キロ右腕の佐々木朗希投手(22)も13日に右上肢のコンディション不良で抹消され2軍で調整をしている。一番のお手本が目の前におり「どういった取り組みをしているのか気になる。自分の目でしっかりとみて、自分でもよかったら試していきたい」と向上心をみせた。 2軍で登板日ではない試合中はスコアやノートにメモをつけながら観戦する。「自分が登板していたらどう攻めるか、状況を見ながらどうやって抑えるかを考えています」。練習以外の時間も有意義に使って成長の糧にしている。 将来は1軍の先発ローテーション入りするのが目標。「これからイニングがどんどんと増えていくと思うので、課題を潰してやっていきたい。自分の投球をしっかりとできればチームの勝利にもつながってくると思うので、少しずつ結果も出していきたい」。伸び盛りの19歳に目が離せない。(森祥太郎)