新年に向け安房神社でしめ縄づくり 館山(千葉県)
新年を迎える準備が着々と進んでいる。館山市大神宮の安房神社(岡嶋千暁宮司)では24、25日、氏子総代らによる、伝統のしめ縄づくり「注連(しめ)縄奉製」が同神社斎館で行われた。拝殿など境内7カ所他に奉納し、新年を迎える準備を整えた。 氏子総代が手で綯(な)ったしめ縄を奉納する、長年続く行事。拝殿に掛ける長さ約10メートル、直径約15センチのしめ縄の他、社務所、琴平社、鶴ケ谷八幡宮の「安房神社遥拝殿」などの7カ所分を2日間でつくった。 25日には9人が、地元などで収穫された稲わらを綯い、せっせと作業を進めていた。鈴木享総代長(75)は「安房神社の年神様をしっかりとお迎えできるよう、願いを込めつくっている。参拝した皆さまが良い正月を過ごせるといいですね」と話していた。 (安井咲子)