たった1軒で栽培 小浜市特産の新田ごぼうを収穫 太さ 長さ十分な出来
FBC福井放送
小浜市で特産の新田ごぼうの収穫が最盛期を迎えていて、今年は太さや長さも十分で近年にない上出来だということです。 大きいものでは長さ1メートル以上に育ち、シャキシャキとした食感と豊かな香りが特徴の新田ごぼう。 土壌が深く粘土質で石の少ない新田地区で100年以上前から栽培されてきましたが、高齢化が進み、シカの食害も増えて栽培農家は今では1軒のみ。 富田実さんは1.5アールの畑で栽培していて、31日は重機を使ってごぼうの脇の土を深く掘り、傷つけないよう丁寧に土から掘り出しました。 今年は猛暑の影響もなく順調に育っていて、例年より収穫を2週間早めたということで、太さや長さも十分で出来は良いということです。 ■栽培農家 富田実さん 「雨もあまり降らなかったし、気温も高かったので、だいぶ心配していたが、掘ってみたら手頃なのがたくさん出てくる 安心した 人気のあるごぼうなのでがんばって彫りたい」 新田ごぼうは来月中旬までに100キロの収穫を見込んでいて、小浜市にあるJA福井県の若狭ふれあい市場に出荷します。