「死の山」イメージ払拭へ ロープウェイは「谷川岳ヨッホ」に
群馬と新潟の県境にある谷川岳の玄関口「谷川岳ロープウェイ」(群馬県みなかみ町湯檜曽)が1日、「谷川岳ヨッホ」と名前を変えてスタートした。運営する星野リゾートによる「谷川岳のリブランド」の一環。「死の山」のイメージを払拭(ふっしょく)し、「登山だけではない山の魅力にふれ合える場所」を目指す。 【写真】1日1組限定のクルーズプランに使用する特製ゴンドラ。内部はヨーロッパアルプスの山小屋風に改装されている=2024年12月1日午前11時13分、群馬県みなかみ町湯檜曽、星井麻紀撮影 この日は、地元住民らを招いたオープニングイベントを開催。降雪と安全祈願の神事と特製だるまの目入れ式の後、ホットリンゴジュースで乾杯して門出を祝った。 谷川岳ヨッホの間島竜也総支配人によると、2022年10月に運営開始を発表して以来、電気設備の整備や、トイレの修繕など、施設整備に注力してきたという。今後は、ハンモックやカフェ、図書コーナー、フォトスポット、絶景展望台などの整備を計画。自然の中での楽しみ方を提案することで、訪問者の滞在時間を延ばしたい考えだ。間島総支配人は、「古き良き文化を継承しつつ、自然のすばらしさを新たに発見できるよう、歩み出したい」と話していた。(星井麻紀)
朝日新聞社